千葉市動物公園男児死亡事故

とあるMLで流れていたニュース。


わー世も末ですね、というのが感想。


パーネル・ホールの小説スタンリー・ヘイスティングス・シリーズ(ISBN:4150778019)の主人公スタンリーは探偵で、このシリーズの中でアメリカの訴訟社会がちょっとだけ描かれています。
探偵と言っても、日常業務は救急車の追っかけ。
これだけ聞いてもわけがわかりませんが、実際は救急車で搬送されるのを追っかけていって、病院に到着した後、事故・ケガだったりすると、調査して弁護士に連絡して訴えを起こすのが仕事です。
例えば、道を歩いていて、転んで骨折をしたりすればもうしめたもの。道路を管理していた相手を訴える訳です。ここの地面にひびが入っていた、段差が出来ていて、それに躓いて転んでケガをした管理が悪い、と。調査をするといっても、段差・ひび割れの写真をとるだけ。
やり手弁護士はTV広告をしていて、それをみたケガ人が電話をするだけで探偵が派遣される訳です。


なんだかこういう社会になっていきそうで正直怖いです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060726ic23.htm魚拓
枯れ枝刺さり男児死亡、公園管理の千葉市に賠償命令

 千葉市若葉区の市動物公園で昨年4月、男児(当時1歳)がベンチから落ち、植え込みの枯れ枝が頭に刺さって死亡した事故で、両親が公園を管理する千葉市に慰謝料など約5100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、千葉地裁であった。
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 長谷川誠裁判長は「転倒した人が枯れ枝でけがをするのは予見できた」と指摘し、市に約1190万円の支払いを命じた。

 判決などによると、男児は昨年4月10日、母親らと公園を訪れ、背もたれがないベンチに座った際、後ろに倒れ、後頭部に植え込みの枯れ枝が刺さり、脳挫傷で死亡した。

 両親は「公園を管理する市は、枯れ枝を撤去するべきだった」と主張。市は「保護者の責任で幼児の安全に十分配慮するべきだった」と反論していた。判決を受け、市の小川信正・都市局公園緑地部長は「判決内容を精査し、今後の対応を検討したい」とのコメントを出した。
(2006年7月26日22時18分 読売新聞)

h ttp://www.asahi.com/national/update/0727/TKY200607260772.html
魚拓