歯科医師過剰問題

医科ではなく歯科の話。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E9%81%8E%E5%89%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C
wikipediaを見ればわかりますが、

日本の保険医療が先進国平均価格の約1/4という異例の低料金(点数)で行われている

また一握りの経営能力に長けた歯科医や資産家の派手な暮らしぶりにより、歯科医全体が儲かるという誤ったイメージが伝わっていることから、不当な批判を受けやすい(先入観)ということは考えられる。

このあたりは、医科と共通する部分があります。
歯科治療のためだけに、帰国する海外在住日本人がいることからして、不当に安くなっているということがわかります。しかも、こういう事実が全然知られていないのがおかしな話です。
なのに

歯科医師1人当たりの患者数が減少することで、質の低下を引き起こす」

こういう話になるってのはおかしくないですか?
例えば、保険点数を引き上げて、引き上げ分は自己負担分にする等の方法は考えられないのでしょうか?
医療費総量を削減する方向だけではどうにもならない気がします。
生産性が向上する余地はほとんどありませんし...。

歯科医増えすぎると質低下?…厚労省「抑制」提言
 歯科医師の資質向上などを話し合う厚生労働省の検討会(座長=斎藤毅・日本大学名誉教授)は21日、2025年には歯科医師が必要数を約1万1000人上回るという推計をもとに、国家試験の合格基準の引き上げなどで、歯科医師数を抑制する必要があるとの見解を示した。


 総人口が減少するにもかかわらず、歯科医師数は毎年1500人のペースで増加しており、検討会は「歯科医師1人当たりの患者数が減少することで、質の低下を引き起こす」と指摘。その上で、国家試験合格者や、歯学部の定員の削減などについて、早急に検討するよう提言している。

(2006年11月22日0時41分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061121i515.htm
魚拓