たらい回し?

受け入れ先の病院が見つからず、救急車で“たらい回し”にされたあげく、自宅へ戻されていたことがわかった。

という部分と

隊員らは救急車を自宅前や、数キロ離れた国道4号バイパス側道などに止め、携帯電話で内科のある市内の救急病院4か所に受け入れを求めた

という部分が矛盾する気がしますが、気のせいでしょうか?

1 あおむけに寝て、足でたらいを回す曲芸。
2 人や物、また権利・地位などを、ある限られた範囲内で、順送りにすること。「病院を転々と―にされる」「権力の座を―する」

例文がちょっとアレですけど、順送りにはされてない気がしますが...。

(1)足で盥を回す曲芸。(2)ある一つの物事をなれ合いで他の者に送りまわすこと。「政権の―」

うーん、どうなのかな。他の者には送ってないしねぇ。

■詳しい説明なし■ 一方、夫によると、隊員からは「もう少し待って」というだけで、詳しい状況説明はなかったという。

こことここに断られました、という説明もなかったのかな。


まあ、しかし、今後はこういう事が増えるでしょうね。
救急はボランティアでやっているので、マンパワー不足が露呈した現在、救急返上も増えているそうですし。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news002.htm
魚拓
救急たらい回し、1時間以上
仙台・太白区の主婦、最後は自宅へ

 発熱や腹痛などで救急搬送を要請した仙台市太白区の主婦(42)が17日未明、1時間以上過ぎても受け入れ先の病院が見つからず、救急車で“たらい回し”にされたあげく、自宅へ戻されていたことがわかった。主婦の夫(60)は「人命にもかかわるのだから、もっと迅速に対応してほしかった」と憤っている。

 太白消防署中田出張所によると、同日午前0時40分ごろ、主婦は38度を超える発熱や腹痛などに襲われ、夫が119番通報。同出張所の救急隊員が、主婦を救急車に収容した。

 隊員らは救急車を自宅前や、数キロ離れた国道4号バイパス側道などに止め、携帯電話で内科のある市内の救急病院4か所に受け入れを求めたが、患者が多いなどの理由でいずれも拒否されたという。

■詳しい説明なし■ 一方、夫によると、隊員からは「もう少し待って」というだけで、詳しい状況説明はなかったという。結局、主婦は苦痛に耐えられず帰宅を希望し、午前2時前に、救急車で自宅に送られた。主婦は同日午前、夫のマイカーで近くの医院で治療を受けた。

 同出張所の救急隊は「患者から搬送不要といわれ、家族の了解も得た。救急活動に問題はないと考えている」と説明している。
(2007年2月18日 読売新聞)