梯子はずし

看護の必要がないのに多くの看護師を抱えている場合には診療報酬を引き下げる

ほう、厚生労働省はいつ流動的に看護師を雇う方法を開発したんでしょうか?


しかし、こりゃまたひどい露骨な梯子外しですね。

医師、看護士の派遣解禁を=07年度規制改革要望−経団連
医務職の人材不足が社会問題となっている中で、有資格者の女性や高齢者の活用を促す観点からも、早期に派遣を解禁する必要性を指摘した。

どうもここに繋がっている気がしますけど...。
元々不足しているのに派遣が解禁されたところで事態の改善にはならないのに、何を考えているんだか。

入院の診療報酬に新基準・08年度改定、厚労省方針
 厚生労働省は、患者が入院した場合に病院に支払う診療報酬を見直す方針だ。現在は看護師が多ければ診療報酬も高くなる仕組みだが、患者の看護の必要度に応じた数値基準を新たに導入。看護の必要がないのに多くの看護師を抱えている場合には診療報酬を引き下げる。2008年度の診療報酬改定で実施する考え。
 現行制度の入院基本料(一般病棟)は、看護師数を基準に原則4段階に分かれている。看護師1人あたりの患者が15人の場合は1日当たり9540円だが、患者7人なら1万5550円に増える。患者の病状にかかわらず看護師を増やし高い診療報酬を得ようとする病院が急増。医療費増や地方や中小の病院での看護師不足につながっていた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070721AT3S1301Z20072007.html

2007/06/29-17:49 医師、看護士の派遣解禁を=07年度規制改革要望−経団連
 日本経団連は29日、2007年度の規制改革要望を発表した。労働者派遣法上、医療関係業務を解禁することや地方税徴税業務の民間開放など全体で14分野、205項目に及ぶ。来週中に政府に提出、実現を働き掛ける。
 医師や看護士らが携わる医療は同法で派遣禁止業務とされている。しかし、医務職の人材不足が社会問題となっている中で、有資格者の女性や高齢者の活用を促す観点からも、早期に派遣を解禁する必要性を指摘した。
 地方税徴収業務は現在、督促、質問・検査、捜索、差し押さえの民間委託が禁止されている。地方公共団体の税務職員を増やさず、徴税率を向上させるには、一定の服務規律を課したうえで民間委託できるようにすべきだとした。 (了)
http://www.jiji.com/jc/e?g=e06&k=2007062900895