id:shy1221:20060525#p1さんの記事に対するコメント。

chirin2 『学びたくなる、って、学生気分ですね。興味とかやり甲斐とかではなくて、普通に仕事を選ぶときに気にするのは、具体的な仕事の内容と報酬と労働環境だろう、と思うのですけど。』

興味とかやり甲斐とかの精神論にはしるしかもう手がない、というよりも精神論いがいの手はうたないって事でしょうかね...。
研修制度を作ったのは研修医を終えて官僚になったばかりのひとがやっている*1という話もあるので、そういう興味とかやり甲斐レベルの発想しかできないのかもしれませんね。

 臨床研修必修化の仕事を担当した時は,昨日まで研修医だった自分が,突然,研修制度を作る側になったので,研修医の思いがわかるだけに大きな責任を感じるとともに,自分の研修経験を活かして仕事をすることができ,とてもやりがいがありました。大変なこともたくさんありましたが,臨床研修が真に医師の質の向上につながるような新しい研修制度を作るという大変重要な仕事に,まさに昨日まで研修医だった自分が参加できたということはとても貴重な経験であったと思います。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2589dir/n2589_10.htm

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060524-00000002-san-soci
臨床研修医 3割、進路を変更 小児科希望は微増

 医師の新臨床研修制度の一期生として、今春、二年間の必修初期臨床研修を終えた研修医の三分の一が、研修中に進みたい診療科を変更していたことが二十三日、厚生労働省の中間まとめで分かった。厚労省は「進路を固めていない研修医は多く、診療内容に興味を持たせる研修の工夫が進路を分ける」とみている。
 調査は初期研修を修了した研修医約七千三百人に実施。二千五百人分(34%)について中間的にまとめた。
 研修修了後の進路割合は内科14・4%、外科8・5%、小児科8・4%、麻酔科6・4%、産婦人科4・8%、皮膚科3・9%など。平成十四年の医師調査時の二十歳代の医師の診療科別割合に比べ、約10ポイント減った内科以外は、大きな変化はなく、小児科は1・6ポイントの微増だった。
 勤務の忙しさが指摘されている診療科について進路変更の理由(複数回答)を分析したところ、小児科から他科へ進路変更した人の場合、他科に興味がわいた80・6%▽小児科が大変だと思ったから30・6%▽興味がそがれたから29・0%−だった。
 また、産婦人科については、あきらめた人と新たに希望した人がほぼ同数いた。
 一方で、比較のため調べた皮膚科では、別の科へ変更した人よりも、別の科から移ってきた人が多かった。研修して興味がわいた84・6%▽以前希望した科が大変だと思った46・2%−などの理由だった。
 また、初期研修修了後の進路は、外科、内科、小児科といった一般的な診療科ほど一般病院に進む傾向が強く、大学病院に進むのは眼科や皮膚科、耳鼻咽喉(いんこう)科など一般病院で専門的に学ぶことが難しい診療科だった。
 厚労省は「きついとされる診療科でも、研修医が多く集まる大学病院がある。一般、大学にかかわらず、学びたくなる工夫が大切」と話している。
産経新聞) - 5月24日3時36分更

*1:担当全員がそうであったら厚生労働省は終ってる。