無過失保障制度

各所でつっこみが入っているのは、無過失で保障するのは良いけど、過失がある時には保障しないっていう方向に話が進んでいることで、誰が過失を認定するのかと...。

 運営組織は、事故が給付対象かどうか審査したり、事故原因の究明などを担当する。現在医療事故の分析をしている「日本医療機能評価機構」内に新設される見込み。

この共同通信系の報道だけは日本医療評価機構が担当するといっています。
日本医療評価機構ねぇ...。
ここの評価をうけたところって無駄な書類仕事が増えただけで別に質が上がったわけではない、という感じがするので、どうなんでしょうか?
カルテに内診した人の名前の記載がないから、過失認定!等とならない事を祈ります。

無過失補償は2千万−3千万円
 分娩事故で自民検討会

 分娩事故で脳性まひの赤ちゃんが生まれた場合、医師に過失がなくても補償金を支払う「無過失補償制度」について、自民党の「医療紛争処理のあり方検討会」(大村秀章座長)は29日午前会合を開き、運営組織を設置した上で民間の損害保険会社を利用する制度案をまとめた。補償金は未定だが「1件当たり2000万−3000万円になるだろう」(大村座長)との見通し。

 運営組織は、事故が給付対象かどうか審査したり、事故原因の究明などを担当する。現在医療事故の分析をしている「日本医療機能評価機構」内に新設される見込み。厚生労働省は今後、保険会社などと具体的な詰めを急ぎ、2007年度中の開始を目指す。

 医療機関の保険料負担に伴い分娩費の上昇が予想されるため、健康保険から妊産婦に支給される出産育児一時金(こども1人当たり35万円)を3万円程度増額。国は「医療事故は民間の話で、公的資金の投入はなじまない」(厚労省幹部)との立場から直接的な財政支出を控えるが、健康保険組合への補助金などを通じ、間接的に支援する考え。

 分娩事故の訴訟は年々増加。訴訟リスクが産科医不足につながっているとして、日本医師会などが制度の早期導入を求めていた。
(共同)
(2006年11月29日 11時06分)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006112901000224.html
魚拓