当然じゃないの?

何を今更wという話。

古川地区の8病院が週1回ずつ担当する「輪番制」を導入。

病院から独立した1次急患センターを作って病院勤務医の負担を減らさないと意味ないです。
以前勤めていた病院なんて4病院で回していたので、4日に1回でしたが、あそこはまだ機能しているのかなぁ。

 夜間に利用する理由については、「昼間は混んでいて待たされる」「日中、忙しかったから」などと、自分勝手な都合で受診する人も少なくない。こうした傾向に病院側では医療スタッフの確保など負担が大きいという。

これ、病院で診ているからこういう羽目に陥るんですよ。
原則、薬は1日分*1にしないとこういうDQN受診が増えるだけです。
ま、この輪番病院で処方無限大とかしている限り勤務医疲弊装置でしかありません。

 この輪番制は1994年、古川市立病院(現・大崎市民病院)の救命救急センターの設立に伴い、センターが高次の救急医療に専念できるよう初期救急を分担するため考案された。

このシステムで一番得をしているのは市立病院だけだな。1次救急をみなくて楽になった、という。
この時、1次救急センターを作れば良かったのに。

救急「古川方式」悲鳴
軽症患者 大崎市外から続々

 平日夜間と土曜午後・夜間の救急医療に取り組む大崎市が、市外からの受診者や風邪などで診察を受ける軽症患者の増加に苦慮している。大崎市は「この状態が続けば、医療スタッフの過剰負担となり、業務に支障を来す恐れがある」として、栗原市登米市加美町など周辺6市町に対し、緊急時以外に利用しないよう、異例の申し入れを行った。

 大崎市では、平日夜間(午後6時〜翌日午前7時半)と、土曜午後・夜間(午後1時半〜翌日午前7時半)の救急医療について、古川地区の8病院が週1回ずつ担当する「輪番制」を導入。市医師会に委託している市の単独事業で、毎年約1億円を負担している。

 ところが、2005年度に受け入れた患者計9874人のうち、大崎市内は7199人。残り2675人(27・1%)は加美町785人、美里町738人、栗原市292人、涌谷町146人、色麻町125人、登米市108人など、事業で負担していない市外からだった。

 03年度との比較で、増加率が最も高かったのは、登米市の170%で、続いて栗原市の39・1%、美里町の12・7%、加美町の11・4%などの順となっている。

 夜間に利用する理由については、「昼間は混んでいて待たされる」「日中、忙しかったから」などと、自分勝手な都合で受診する人も少なくない。こうした傾向に病院側では医療スタッフの確保など負担が大きいという。

 大崎市は広報で市民に受診マナーを呼びかけるとともに、今年2月末、周辺市町に対し、「救急患者の受診はもちろん、医師の翌日の診療にも大きな支障を来すことになり、このままでは救急医療体制の崩壊が懸念される」と、厳しい現状を説明し、「当番医療機関の診療状況によっては、診察を断ることもある」と、理解を求めた。これに対し、加美町は「可能な限り、郡内の病院で診察を受けてほしい」と、広報で要請した。

 この輪番制は1994年、古川市立病院(現・大崎市民病院)の救命救急センターの設立に伴い、センターが高次の救急医療に専念できるよう初期救急を分担するため考案された。休日日中の「在宅当番医制」、休日夜間の「病院群輪番制」と合わせ、365日、24時間切れ目なく診察が受けられる「古川方式」と呼ばれている。大崎市医師会の佐藤重行会長(73)は「医師としての強い意志で継続してきたが、いつでも受診できることに慣れや甘えが出ているように思う。医療担当者、住民、行政が協力してこそ効率的、効果的な救急医療が可能なことをわかってほしい」と話している。
(2007年5月15日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news001.htm
魚拓

*1:そのために病院から独立させる。