この記載が最もわかりやすいこの方々のポリシーですね。
非常に共感できます。
そういえば、当直室でいままで、ここはいいな、と思ったところってないような気がしますね。
研修医の頃、最初に当直に行った病院、ひどい当直室でした。風呂どころかシャワーも無理な感じで、ごはんがまた酷かったです。仕出しの弁当箱みたいなのに入っていましたが、フタを開けた瞬間、これは駄目だ、と思ってすぐフタを閉めましたっけ。
それ以来、当直にはかならず食料持参で行っています。
味覚嫌悪条件づけ、とはこういうことでしょうか...。

現在でも、お客様(患者様)第一主義が一般的だと思いますが、私たちの経営理念は、まず従業員が幸せでなければお客様(患者様)に良いサービスを提供できない、というものです。よって、産婦人科医の待遇改善をまず進めているわけで、給与だけでなく快適な当直室の整備など働きやすい環境作りにも力を入れています。


 私は応援要請のあった病医院にお伺いする際は必ず産婦人科医の当直室を見せて頂きます。しかし、今まで一度も満足のいく当直室に出会ったことはありません。病医院が小さくスペースを取りにくいというならまだ許せますが、最近建て替えたばかりのバブリーな建物でも同様なのです。患者さんの為のスペースを優先して建てたので、職員部門は出来るだけ小さくしたという事かと思ったら、そういうところに限って院長室、事務長室、看護部長室は広くて立派なのです。当直室はウナギの寝床、机の上にはゴミが散乱、冷蔵庫の中は腐ったジュースが入っていて冷凍庫は霜で固まって開かない、部屋には不要ごみが置きっぱなし、という状態の当直室もありました。院長先生と事務長さんに来ていただき一度泊まってみて頂くようお願いした事もあります。


 このように、当直室を見ると病院幹部が産婦人科医(医師全体ですが)をどう思っているかが分かります。先生方も当直室を一度そういう目で見て下さい。私たちのクリニックの当直室は患者さんの特別室とほぼ同等で、食事も患者さんと同じおいしい物が毎食出ます。また、理事長室や院長室は無く、みんな同じ部屋で同じ大きさの机に座っています。この事からも開設者で初代理事長である私の職員に対する思いをお分かり頂けると思います。
産科改革ただいま進行中: 病医院からの応援要請 7