『ウィンブルドン』ラッセル・ブラッドン

ウィンブルドン (創元推理文庫)

ウィンブルドン (創元推理文庫)

図書館で目についたので借りてみた。
最近、テキストは読むものの、本を手にとって読む時間がなくてつらい。
子供に本を読む習慣をつけさせたいなぁ、などと余計なことを考えるのがいけないのかもしれないけど。
というわけで本の内容ですが…
前半パートと後半パートに別れます。
一言で言えば、スポーツ選手同士の友情とソ連からの亡命。
当時はまさにこういう感じだったのかもしれないなぁ、という感じで、今読むと新鮮です。


後半は
ウィンブルドンのファイナルに脅迫があって…という話。
色々おかしいところがあるのだけど、動機に関しては計画者がちょっとおかしな人だったということで一応説明はされている。
トリックに関しては、携帯どころかポケベルもない時代ならでは、という感じでポケベル前身みたいな機材が使われてて、当時としては新鮮だったのだろうなぁ、という感じ。
逆に、今の時代のミステリはトリック考えるが結構大変じゃないかな、と。


テニスをある程度知らないと、試合シーンがわからないかもしれません。