同僚のI先生と↑のエントリの新聞記事について話をしている時に...

  • 『高齢者の在宅医療・終末期医療を行う上で、大事なのは、医学教育の段階からそういう方向性を医学生に教育すべきなんじゃないのか?』
  • 『というのも、我々はそういう教育を受けてきていないので、そういう教育を受けてきていれば、在宅医療・在宅終末期医療が基本だと思うはずだ』

と主張されたのですが...
いや、全然違うと思います。在宅医療・介護にかかるコストを度外視すれば、それは素晴らしいことかも知れませんが、家族の負担はとんでもなく大きいし、往診は非効率的です。
在宅ではなく、患者さんの集約化こそが重要だと思います。
いかに洗脳を医大生の時期からしていたとしてもコストパフォーマンスに合わない、利益の出ない事はだれもしませんよ。
そんな教育をするぐらいだったら、医療経済学・医療経営学*1医大生の頃から学ばせるべきではないでしょうか?


大学病院も人手不足で、このI先生も逃亡予定だそうです。
留学予定の人もいて、いまいる部門も今後は厳しくなりそうです。

*1:似て非なるものですが。