ちょっと前のエントリ。

我々は皆、不完全で、完璧な人間はいない。
だが欠点などないようなふりをする。
我々は皆、ままならぬ人生をおくっています。
それなのに、きっとどこかに理想の人生があると信じ、
国のリーダーはそれを体現すべきだという。
もし国のリーダーに、より倫理観にもとづく高い暮らしを期待するなら、
それは騙してくれと言ってるのと同じです。
ドラマ『ザ・ホワイトハウス』シーズン6終了(・ω・)。 - ★.+:。゜.+ いつまでも夢見心地 .+:。゜.+★


これを思い出すよな、と思いつつ読んでた。


おっしゃる通りですね。


キャリアパスは特にそうですね。給料はなくても休職扱いにして落選したら職場に戻るとかできればいいのでしょうけど。日本は人材の流動性が乏しいですからねぇ。

その前提で、では日本の政治および政治家が、今よりよくなるためには(繰り返すが、アメリカのようにとかイギリスのようにとかそういう話じゃなくて、日本人の多くが理想と思う姿に近づくには、ってことね)、まずは政治家の質を上げたいところだが、それにはどうしたらいいか。新聞とかでよく書いてあるフツーのことはまぁそれなりに当たってるんだろうが、私的には、次の二つが議論からかなり欠けてるように思う。
キャリアパス
ほめること
1.キャリアパス。なんで世襲政治家が多いかというと、キャリアパスがあまりに貧弱で、まともな人で政治家を目指す人が足りないからじゃないだろうか。世襲以外だと、思いつくのは「タレント」か「官僚」か「労組」かという感じなので、いずれも普通のビジネスマンや自営業の人などが政治家になれる道は少ない。政治家稼業は、落選したら路頭に迷ってしまうのだから、落選しても元の生活に戻れる道がないと、危なくてしょうがない。例えば「松下政経塾」などはキャリアパス形成の一つの試みだと思うが、もっとキャリアパスがフレキシブルになれば、「多様化」して「母数」が大きくなり、まともな人が政治家になるチャンスがもっと多くなる。
2.ほめること。これは「政治家があまりにひどくて、ほめようがない」のか、それとも「けなされてばかりいる嫌われ稼業だから、まともな人が政治家にならない」のか、どっちがニワトリでどっちが卵なのかわからないが、とにかく日本のマスコミはおよそ「成果をほめる」ことをしない。政治家をこき下ろすことが「表現の自由」だと思っている業界だから仕方ないのだが、それを補完すべきネットの世界でも、「系統だって信用がおける」サイトで、けなすばかりでなくほめるべき成果をバランスよく書いているサイトというのを、私は知らない。どなたかご存知だったら教えてほしい。悪いことやったらけなすのはいいけれど、ポジティブに評価すべきところはちゃんと書いてあげないといけない。政治家の揚げ足取りばかりしている記事を読んで、それでも自分の子供を政治家にしたいと思う親は・・・まぁ、自分が政治家である人ぐらいじゃないだろうか。そういう人なら、「長年の経験で、どういう対処をすればいいかわかっている」からだ。ちなみに、「ほめる」ことの最も基本的なやり方は、「投票」である。でも、それだけじゃ足りない。
世襲制限もまぁいいけど、そうやって何でもかんでも禁止にしちゃう「禁止脳」が跋扈すると、若い人は萎縮するばかりだろう。悪いところを指摘したり禁止したりするなら、同時にいいところを伸ばせるような仕組みも必要だろう。
日本の政治をよくするために必要なただ二つのこと - Tech Mom from Silicon Valley