ガイアの夜明け

みました。
酷い番組だった。
あらすじは

長野県では疾病予防運動みたいな制度*1が昔からあって、そのおかげで平均寿命が改善しました。
でも最近はその制度が破綻しかかっていて大変。

医療制度改革によって病院から自宅へ。
病院で寝たきりだったお婆さんを旦那さんが無理矢理自宅に連れ帰ったところ、あらびっくりリハビリが奏効して良くなりました。

という二本立てみたいでした。
前者の方は、そういう生活習慣改善の様な介入で平均寿命が延びたりしたのは戦後50年とか戦前戦中の話な訳で、現代にそういう制度が維持できたとしても高齢者の疾病予防効果なんて限度がありますし、年を取ったら必ず死ぬ訳で...*2
後者は、家族・本人のモチベーションがある例を1例だけひいて、全てを語るような感じで、『自宅でのリハビリにこそ未来がある!』という様な感じにまとめられていたと思います。老老介護の実態も紹介はされていましたが、メインはリハビリで良くなった方でした。
高齢者は個人差が大きく、番組で紹介されていた方はかなりの例外だと思いますが、その辺をわかっているのでしょうか?


往診メインのクリニックを開業している先生が登場していましたが、かなり大変だろうと思います。
都会ではなんとか可能でしょうけど、田舎では成立しえないビジネスモデルでしょう。
参考までにURLを貼っておきます。
http://www.hiro-clinic.com/index.html

*1:ちょっとうろ覚え。

*2:健康を保っていたら不老不死になれるかというとそんなことはありえない訳で...。でも、こういう勘違いした人って時々いますよね。