これも有名な話ですが、天気の悪い日は救急受診の数は減ります。良く考えれば不思議な話で、夜間休日に救急受診が必要なほどの病気であれば、天気は本来関係ないはずです。台風みたいな外出する事自体が命懸けの悪天候ならともかく、普通に雨が降っても患者は減ります。
 減った分は救急受診が不要であったと言う事です。そうなれば一番効果的な方法は安易に受診するのを控えるような制度が必要と言う事です。毎日雨を降らすわけにもいきませんから、自己負担のアップが一番効果的ということになります。時間外の診察料を思い切って上げ、なおかつ乳児医療の対象から外し、自己負担額も全額が無茶なら5割程度まで引き上げればかなり抑制になるでしょう。
id:Yosyan:20060505

うむうむ。
季節の変わり目で普段より急に寒くなった日に閑古鳥が鳴くのはよくあることです。
id:physician:20060313#p1


小児自己負担無料の自治体ではもう本当にコンビニ化してますね。
急患センターを設置しているようなところではひっきりなし。
先日行った時は平日なのに小児科1時間待ち。


夜21時とかに先週から具合悪くて治してくれ、薬1週間分くれ。
という人が結構来ます。


時間外は自己負担割合を増やすとか、後で申告して還付を受けるとか、そういう制度にしないと現状維持だとけっこう厳しいのではないかと思います。


1円も使わずに医療費を減らすことが出来るやり方だと思うのですがね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060504-00000023-mai-soci
<救急医療>2次救急体制、63病院が輪番制離脱 本社調査

 入院が必要な救急患者を交代で受け入れる「輪番制」に参加する2次救急病院のうち、医師不足などで輪番制から離脱した病院は昨年1月以降だけで24道府県の63病院に上ることが、毎日新聞の調査で分かった。42都道府県は救急医確保の困難さを訴えており、自治体の財源難を理由に輪番制自体を中止した地域もある。救急病院を初期から3次に区分する体制の中、重篤な患者以外の入院を受け入れる2次病院は救急医療の中核で、救急医療の根幹が揺らぎ始めている実情が浮かんだ。
 調査は47都道府県の救急医療担当課を対象に実施し、昨年1月以降に輪番制から離脱した病院の数などについて尋ねた。
 その結果、都道府県が医療計画などに基づき区割りした394地域のうち9割以上の372地域で輪番制を実施しているが、高知県で17病院、鹿児島県で7病院、愛知県で5病院など、各地で輪番制からの離脱が相次いでいた。厚生労働省によると、輪番制に参加する2次救急病院は昨年3月末現在で約3000病院で、ここ1年で約2%減少したことになる。
 高知県の17病院の離脱は、幡多地域(四万十市など6市町村)で輪番制自体をやめたためだった。四万十市保健介護課によると、04年度には輪番制を委託する幡多医師会に約3000万円を補助した。国と県が3分の1ずつ、残りを市町村が人口割りで負担していた。
 しかし、05年度から救急医療に対する国庫補助が一般財源化され、市町村が補助金を全額負担することになった。05年度は各市町村で1000万円を出し合ったが、今年度は財源不足などで中止に追い込まれ、救急患者は県立と四万十市立の2病院で対応せざるを得なくなった。同課は「補助を続けたいが、自力ではできない」と説明する。
 輪番制から離脱する病院があると、他の病院の負担が増える。栃木県の芳賀地域では、芳賀赤十字病院(真岡市)が医師減のため昨年4月から、週6日だった当番日数を、少ない時で週1日まで減らした。その影響で、負担が重くなる他の病院が輪番を抜けた。当番病院のない空白日が、多い時で週6日も生じ、他地域の大学病院への患者搬送が必要になった。救急医療体制は多数の病院の参加で成り立っているが、医師の分散配置にもつながり、その弱点を医師不足が直撃している。
 救急医の確保状況については、18県が「困難」、24都道府県が「やや困難」と回答した。「問題なし」などと答えたのは5府県にとどまった。
 国に対しては「救急病院に対する診療報酬の増額」(北海道)や「医学部の定員増」(島根県)、「医師の地域偏在の改善」(静岡県)などを求める声が出ている。【まとめ・鯨岡秀紀】
 ◇2次救急病院の輪番制 休日や夜間に入院の必要な救急患者の診療体制を確保するため、地域ごとにその日の当番病院を決める制度。東京都など病院が多い大都市では、参加全病院が毎日、当番を務める場合もある。
毎日新聞) - 5月4日3時8分更新