なんとかの壁

なんとかの壁が多すぎますね。
日々是よろずER診療:裁判官の方の講演(救急医学会にて) のコメント欄より

私は教育関係ですが、民事訴訟は増えています。
基本的に、民事では被害者救済という立場に立っています。


たとえば、部活中に雷が鳴り出したが、
雨は降っていなかったので、練習を続けていたところ、
落雷にあって死亡したという場合でも、
教員の責任が問われます。


子どもをなくされた親御さんの気持ちを考えると、
どんな場合でも教員が責められて仕方ないのだな、と思います。


それに較べると医療裁判はずっと医者の側に有利な判決になっています。
やっと患者サイドの訴えが認められるようになってきたのかなと思います。
一生懸命やったのに告発されているお医者さまをみると、お気の毒だと思いますが、障害が残ったり、亡くなったりした患者側はもっとお気の毒ですよね。


私は、被害者救済という立場にたった、民事裁判のあり方は、正しいと思います。
民事裁判では医師免許が剥奪されることはないですものね。
教員は多分民事裁判になったら、公務員の信用失墜行為で懲戒処分を受ける可能性が大きいです。
by はじめまして (2007-10-17 21:27)

お騒がせしています。
こっちの「先生」も大変なんだよ、なんてニュアンスがあったかも。
すみません。
つまらない、足の引っ張り合いをするつもりはありません。
よりよい方向を探っていきましょう。


民事訴訟では「学校責任」を問われるのが常ですから、
賠償の責任は教育委員会にあります。
教員に過失がある場合は、懲戒になります。


池田小学校の事件では、学校の責任が問われましたから、
多額の賠償金を遺族に支払っていると思います。
負傷された先生方の責任も問われましたが、
懲戒にまではいたっていない。


そういうことです。
by はじめまして (2007-10-18 22:02)